MySQL 5.5.10 へのバージョンアップ( 5.5.9 ⇒ 5.5.10)

2011年3月15日にリリースされたMySQL 5.5.10へのバージョンアップを行いましたので、その手順を(単なるログに近いものですが)掲載します。

なお、変更点については下記を参照してください。

http://dev.mysql.com/doc/refman/5.5/en/news-5-5-10.html 1.新しいパッケージファイルのダウンロード [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-libs-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm [root ~]# wget http://rpms.famillecollet.com/enterprise/5/test/i386/mysql-server-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm 2.MySQLのシャットダウン [root ~]# service mysqld stop mysqld を停止中: [ OK ] 3.新しいパッケージファイルのインストール [root ~]# yum install mysql-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm mysql-server-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm mysql-libs-5.5.10-1.el5.remi.i386.rpm Loaded plugins: fastestmirror, priorities Loading mirror speeds from cached hostfile * addons: ftp.iij.ad.jp * base: ftp.iij.ad.jp * epel: ftp.kddilabs.jp 続きを読む »

MySQL 5.5.x のログ管理(バックアップ)

ログ管理(バックアップ)の基本は、ログの肥大化防止と保全です。ここでも、それらを第一に考えての管理方法(バックアップ方法)を採ることにします。もちろん、MySQL 5.5のマニュアルにも記載されている方法をベースにしたものです。

MySQL 5.5.xには下表(バージョン5.1の日本語マニュアルを元に筆者が加筆)に示すログがあります。バージョン5.5の場合も、バージョン5.1と同様です。 バイナリログについては、DBテーブルとデータのリカバリに必要となるもので、別記事『MySQL 5.5.9 のバックアップ/リカバリ』をご覧下さい。

ログ ファイル 説明 エラー ログ mysqldの起動、実行、および停止で発生した問題。mysqld_safeに関するログもある。 一般クエリ ログ クライアントとの接続と実行したクエリ。 バイナリ ログ データ変更のステートメント。レプリケーションにも使用。 スロー クエリ ログ long_query_time秒(デフォルトは10秒)より時間を要したクエリ、またはインデックスを使用しなかったクエリ。

また、ここでは、my.cnf中のログ関連の設定が次の通りであることを前提としています。

【/etc/my.cnfからログ関連設定を抜粋】

[mysqld] log-error = /var/log/mysql/mysqld-error.log general_log = 1 general_log_file = /var/log/mysql/mysql.log slow_query_log = 1 slow_query_log_file = /var/log/mysql/slow.log [mysqld_safe] log-error = /var/log/mysql/mysqld_safe-error.log 1.手入力での管理(バックアップ)

あくまでも個別に実施する場合の実行手順です。

一般クエリログ(The General Query Log)

[root ~]# mv /var/log/mysql/mysql.log 続きを読む »