mod_pagespeedをやめて、mod_cache、mod_disk_cacheに戻した

Apache HTTP Serverの「高速化」の目的で導入してみたGoogle codeの mod_pagespeed ですが、どうもメモリを食うということが分かってきました。感覚的に、平均500MB程度消費が増えていると判断しています。

恐らくそれが原因でしょうが、逆にWebを含めたサーバのパフォーマンスが悪化するケースが頻発するようになりました。

単純な検証ではありますが、mod_pagespeed を外し、mod_cache に戻すとメモリ使用量の推移とその変化に伴うパフォーマンス悪化が劇的な位に無くなります。 別に、これをもって mod_pagespeed を悪評価するつもりではありませんが、私の環境(WordPressによる動的HTML作成)には不相応だったのかも知れません。

ということで、 mod_pagespeed をやめて、元の mod_cache、mod_disk_cacheの戻しました。

Apache Webサーバーを高速化~mod_pagespeedの導入

Google codeの『mod_pagespeed』を導入してみました。

これまでは、Apache HTTP Server標準のmod_cache、mod_disk_cacheを使用していましたが、ふと『mod_pagespeed』を見つけ、Google codeのサイトを覗いて、試してみる価値があると判断、導入となったわけです。

詳細はGoogle codeの『mod_pagespeed』のページを参照してもらうとして、簡単に導入手順を紹介します。

1.mod_pagespeedの自動最新化のためのレポジトリ導入拒否設定 [root ~]# touch /etc/default/mod-pagespeed

※自動最新化を行うのであれば実行しない。

2.rpmファイルをダウンロード [root ~]# wget https://dl-ssl.google.com/dl/linux/direct/mod-pagespeed-beta_current_i386.rpm ~経過略~ [root ~]# ll -rw-r–r– 1 root root 749897 1月 28 08:10 mod-pagespeed-beta_current_i386.rpm 3.at のインストール [root ~]# yum install at Loaded plugins: fastestmirror, priorities Loading mirror speeds from cached hostfile * addons: rsync.atworks.co.jp * base: rsync.atworks.co.jp 続きを読む »

proxy_ajp.confを設定する際の注意点

リバースプロキシを使用する際の、proxy_ajp.conf の設定方法をまとめておきます。ProxyPass と ProxyPassReverse について注意点を説明します。

1.1つめのポイントは、「リバースプロキシしたくないURLパスの指示の仕方」。下記のように、パスを指定して、”!”を記述する。

ProxyPass /server-status !

2.2つめのポイントは、「ファイルの上の行からアクセスURLパスが当てはまるか見ていき、当てはまったら、その行での指示に従って動作する」ということ。 下記(例1)のように記述すると、例えば http://www.goofoo.jp/server-status にアクセスしたときにもバックエンドサーバにリバースプロキシされてしまう(先に、/ に当てはまってしまうから)。

(例1)

ProxyPass / ajp://localhost:8009/ ProxyPassReverse / ajp://localhost:8009/ ProxyPass /server-status ! ProxyPass /server-info !

要するに、記述する「順番」が大事。

/server-status や /server-info へのアクセスはバックエンドサーバにリバースプロキシせずに、フロントエンドのhttpサーバで処理したい場合には下記(例2)のように記述する。

(例2)

ProxyPass /server-status ! ProxyPass /server-info ! ProxyPass / ajp://localhost:8009/ ProxyPassReverse / ajp://localhost:8009/