ServersMan Admin Tool がバージョンアップ

2012年2月6日に、ServersMan Admin Tool がバージョンアップリリースされています。 バージョンアップ手順は次の通りです。

1.現行バージョンの確認 [root ~]# rpm -qa serversman serversman-1.0-006 2.バージョンアップ [root ~]# rpm -Uvh http://vpsrepo.ub-freebit.net/serversman/serversman-1.0 -009.i386.rpm http://vpsrepo.ub-freebit.net/serversman/serversman-1.0-009.i386.rpm を取得中 準備中… ########################################### [100%] 1:serversman ########################################### [100%] 3.更新後バージョンの確認 [root ~]# rpm -qa serversman serversman-1.0-009

詳しくは『ServersMan@VPS ServersManバージョンアップ- FAQ | 会員サポート:ユビキタスプロバイダ DTI』をご覧ください。

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ServersMan@VPSで物理メモリキャッシュが実装された

ServersMan@VPSのメンテナンスが行われました。 目的は、ディスクI/Oパフォーマンスの改善とのことでしたが、メンテナンス後の施策結果を確認してみると、ディスクI/Oを減らすために、物理メモリキャッシュを導入したようです。 次のように、Mem:cached = 227632 バイトが示す通りです。

[root@vps2 ~]# free total used free shared buffers cached Mem: 2097152 935048 1162104 0 0 227632 -/+ buffers/cache: 707416 1389736 Swap: 0 0 0

トータルの使用可能メモリ容量は変わりませんが、ディスクI/Oのキャッシュが行われることで、全体パフォーマンスの改善・向上が期待できそうです。 ちなみにメンテナンス前は次のような数値でした。

[root@vps2 ~]# free total used free shared buffers cached Mem: 2097152 1046972 1050180 0 0 0 -/+ buffers/cache: 1046972 1050180 Swap: 0 0 続きを読む »

ServersMan@VPS 不要なサービスの停止(改定)

ServersMan@VPSのCentOS 5.7 64bit版および32bit版において、起動不要だと思われるサービスを整理しておきます。 これについては、過去記事『ServersMan@VPS 不要なサービスの停止』の内容を拡充しています。 ServersMan@VPSの環境で、常にチェックできるリストが必要だと思ったのがきっかけです。

ここでは、少なくともランレベル3では不要なものをリストアップします。他のランレベルについては、個々に検討してください。

不要なサービス dc_client netfs dc_server netconsole gpm netplugd iscsi nscd iscsid portmap lm_sensors rawdevices lvm2-monitor rdisc mcstrans restorecond messagebus winbind multipathd xinetd 初期状態 [root ~]# chkconfig –list dc_client 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off dc_server 0:off 1:off 2:off 3:off 4:off 5:off 6:off gpm 0:off 1:off 2:on 3:off 4:on 続きを読む »

ServersMan@VPSが利用可能メモリを増強

ServersMan@VPSの7月度のアップデートで、待ち望んでいた、利用可能メモリの増強が実施されました。

増強の結果、プラン毎の利用可能メモリ容量は次のように発表されています。 ちなみに、保証メモリ容量は変更ありません。

プラン 利用可能メモリ容量 保証メモリ容量 Entry 1GB 256MB Standard 2GB 512MB Pro 4GB 1GB

早速、確認してみたところ、次の通り増強されていました。

[root ~]# free total used free shared buffers cached Mem: 2097152 1172052 925100 0 0 0 -/+ buffers/cache: 1172052 925100 Swap: 0 0 0

レスポンス悪化のため、CentOS 32bitに戻しました!

当サイトはServersMan@VPSで運用していますが、CentOS 64bit版が提供されたことで、32bit版から64bit版へ移行したのですが、5月初旬の移行当初は問題はありませんでしたが、次第に各種コマンド、当ブログを含めた各種サービスのレスポンス(パフォーマンス)が悪化することが徐々に多くなり、現在はほぼ常時レスポンスが悪い状況になりました。

 

32bit版と比較して64bit版は、概ね十倍程度から時には数十倍掛かります。 例えば、sshログイン/ログアウト、yum、ll、WordPressブログなどが主なものです。

 

ちなみに、私は32bit版と64bit版の2サーバ(両方ともStandardプラン)を使用していますので、同時にレスポンス比較ができます。双方、インストールパッケージや起動サービス等の環境は同等です。

 

DTIのServersMan@VPSサポートからは、仮想サーバ収容機器レベルでの負荷状況について、「64bit版ホストOS側で、Load Averageに関しては、その他の機器に比べ、平均して高い状態ではございましたが、常に動作に影響を与えるほどの負荷は生じておりませんでした」との回答がありましたが、十倍~数十倍のレスポンスが掛かる点については「内部情報のため、詳細な値は控えさせていただきたく存じますが、各機器の状況を比較した結果でございます」と論理的根拠を示してもらえませんでした。

 

実際に私と同じオペレーションをしていないにも関わらず、回答結論の論理的説明を求めても、そのレベルです。

 

一般的なWebサイト上での報告にあるパフォーマンス評価でも、他社VPSと比較して、外からのNWレスポンスなどは良い方との評価もありますが、UnixBenchなどは総じて悪い結果でバラツキも大きいようです。コストパフォーマンスは悪くないと思いますが、OpenVZによる「ホストOS上での仮想化」のデメリット(リソースの取り合いによる弊害)が表出したのでしょう。やはり「ハイパーバイザー上での仮想化」の方が安定的なサービス提供に剥いているという通説通りなのでしょう。仮想サーバの高密度化が可能なので、コストダウンをしやすいのですが、そのあたりを十分理解した上で、各社VPSサービスの仕様を認識すべきだと思います。

 

なお、回答の中には、/proc/user_beancounters の failcnt がカウントされている点にも言及がありましたが、32bit版の方がfailcntのカウントは大きな数値になっていますし、レスポンス悪化の一因と断定する根拠は提示されませんでした。内部機密情報だそうです。

 

64bit版ホストOSは、多くの人が64bit版を使用する(移行する)ケースが多いのでしょう(私見です)。その分、32bit版ホストOSは空いているのかも知れません(これも私見です)。

 

などと考えた結果、当サイトの運用基盤を32bit版に戻しました。

 

レスポンス(パフォーマンス)は。。。まあ普通です。。。