MySQLをインストールしたあとに、MySQLを起動するまでに行うことを整理します。
これらを実施してから最後に起動して、MySQLのバージョンを確認します。
なお、my.cnfの設定により、不要である項目もありますので、その点は設定内容に応じて判断して下さい。
1.自動起動設定
MySQLのインストールでは、起動スクリプトはインストールされますが、自動起動には設定されません。
自動起動するように設定したい場合には、chkconfigコマンドを使用して設定します。
[root ~]# chkconfig -3 mysqld on
2.MySQL設定
my.cnfの設定を適宜行います。
MySQLのインストール後は、/etc/my.cnfが作成されています。
3.一時ファイル用ディレクトリ作成
次のように、一時ファイル(temporary file)用のディレクトリを作成します。
さらに、所有者をmysqlユーザに変更します。
[root ~]# mkdir /var/tmp/mysql [root ~]# chown mysql:mysql /var/tmp/mysql
4.ログファイル用ディレクトリ作成
ログファイル用ディレクトリは、my.cnfの設定内容とも関連しますので、存在しない、もしくは適切なパーミッションが与えられていないディレクトリを使用する場合には作成・パーミッション設定が必要になります。
一般例は次の通りです。
[root ~]# mkdir /var/log/mysql [root ~]# chown mysql:mysql /var/log/mysql
5.MySQLの起動
[root ~]# service mysqld start mysqld を起動中: [ OK ]
6.MySQLのバージョン確認
[root ~]# mysql -V mysql Ver 14.14 Distrib 5.5.17, for Linux (i686) using readline 5.1